こうげの里山の良さを伝える草虫本位制。
その拠点のひとつである巣狩谷は、こうげを代表する眺望と、気さくで開放的なウェルカム感が、ほっこり気持ちよく、ついリピートしたくなる集落なのです。
その巣狩谷で、グリーンツーリズム研究会が、初めて虫の体験プログラムを企画しました。今回、こうげのシゴトは共催です。今後も、研究会では定期的な開催を検討してくださっているらしく、とても頼もしいみなさんです。
昆虫巡査として親しまれている佐々木茂美さんを「虫先生」としてお招きしての体験プログラム。「生きもの観察教室」と題して、夏休み中の子どもたちを対象にしました。それは、親子で巣狩谷という空間の魅力を感じてほしいという思いから。結果、定員を超える御応募をいただき、巣狩谷は子どもたちの声で大賑わい。ありがとうございました。里山の身近な虫に目を向ける良いきっかけとなれば幸いです。
自然の造形はとても興味深いものです。例えば、ハネカクシという小型昆虫の羽。畳んだ羽は広げたときの5分の1程度に小さくなるそうです。しかも、それが一瞬で開いたり閉じたり。こうした虫の羽には、高度な技術が隠されているらしく、人工衛星の太陽光パネルの新たな畳み方など、宇宙の技術開発にも活かれているようです。虫は、人の思考が及ばないほどの優れた機能を持っていて、人は虫には到底叶わないと、虫先生の佐々木さんがいつも仰っています。
虫から学ぶことは多いと思います。もちろん草からも。里山には、いろんな教材が足元に転がっています。
そんなこうげの里山へ。みなさんのお越しをお待ちしてます。
体験の様子が、テレビでも紹介されます。ぜひご覧ください。
■九州朝日放送(KBC) 報道番組「ニュースピア」
■平成27年8月4日(火)18:25頃から
text=森重了一(上毛町企画情報課)
会場までの案内役。今日の会場は、巣狩谷につくった田舎暮らし研究サロン。
虫好きの子どもたちの一番のお目当ては、やっぱりクワガタ。すぐに林の中へ。
座学も、みなさん興味津々。身近な虫に危険な虫、飼育方法なども教えていただきました。
顕微鏡を使えば、知らない虫の世界が見えてきます。大人にも人気。
標本も昆虫観察の大切なツール。昔は、子ども向けの昆虫採集キットがあったらしい。
巣狩谷の御婦人たち。女性のチカラは、やっぱりすごい。作業効率もいい。
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