こうげの摘み草-野草体験ツアー-

うららかな春の日。3月は卒業シーズン、こうげの職場でも人事異動の内示がありました。

最近のこうげは、里山見学会の相談をいただく機会が増えています。ありがとうございます。
2月のぐるなびさんの「産地見学ツアー」に続いて、3月21日には、大久保一彦さんが企画した「野草体験ツアー」のアテンドをさせていただきました。
大久保一彦さんは、東京在住の食ビジネスの専門家さんです。「LA PAPERINA」オーナーシェフの大野さんからの御紹介で、1月に初めて御来町。3月5日の「こうげの草をいただく春2016」にも、クライアントさんと一緒に参加してくださいました。

この日の訪問先は、野草の研究に熱心な堀寛子さんの有機無農薬農場をはじめ、農産加工が大好きな谷上みどりさんの柚子畑に、野草の体験や料理などを提供する里山の拠点「ゆいきらら」の3箇所。
特に、ゆいきららは「西友枝」という谷筋に暮らすおじさんやおばさんが活躍する場所。今後の野草ビジネスの中核として期待しています。

ツアー参加者は、それぞれ福岡・北九州・熊本などから。飲食店やレストランを経営されている方や、こだわりの農業を営む方などでした。なので、素材や産地についてとても意識が高く、上毛町の地域資源活用のスタンスについても、共感していただくことができました。ありがとうございます。

意見交換では、上毛町が野草を推す理由についての質問もありました。
上毛町は、里山が多い地勢で、そこには様々な野草の緑が輝いています。水土空気がきれいでミネラルも豊富な環境や、古くから受け継がれる暮らしの知恵と文化など、こうした里山の環境は、上毛町の大切な宝物だと思います。でも、最も重要なのは、この里山の資源を誇りに思う地域のみなさんの存在。例えば、野草の摘み手、加工・料理・体験などの担い手、コーディネート組織などがあることです。
野草は、どこにでもあるものかもしれません。でも、野草をじぶんたちの足元の宝物として誇りを持ち、積極的に活動している地域は、そんなに多くはないのでは。
こうげもまだまだ試験的な取組みで、課題もたくさんあります。地域のみなさんと仕組みづくりを進めている段階ではありますが、恵まれた環境と担い手の存在は、こうげの高いポテンシャルだと考えているところです。

そんなこうげの取組みに共感くださる方や、御理解くださる方。御連絡をお待ちしています。

text=森重了一(上毛町企画情報課)

堀さんの有機無農薬農園
まず、有機無農薬栽培の堀農園へ。堀寛子さんの案内で野草散策(ハコベ、オオバコ、ノビル、スイバ、ナズナなど)。

ノビル
ノビルの鱗茎。他にも、毒草のキンポウゲにも関心が集まります。

野草のお団子たち
堀寛子さんによる野草のおもてなし。草団子や黒豆味噌に野草茶など。

野草の加工品を試食
試食と質問タイム。

野草パウダー
堀寛子さんの野草パウダーは、野草茶でいただきました。

キンモクセイの花酒
人気の花酒。これは金木犀で、他にもスミレ、タンポポ、松葉など。

谷上さんの柚子畑
次に、谷上みどりさんの柚子畑を散策。相当なニーズがあることが分かりました。

野生のクレソン
柚子畑で見つけた野生のクレソン。宝物を発見。

ゆいきらら
里山の体験交流センターゆいきららへ。地域のみなさんが運営しています。

ゆいきららで野草の意見交換
ゆいきららの福本さんと意見交換。主題は、野草の魅力と安全性の確保など。期待しています。

イカリソウ
暖かくなり、野草が勢いづいてきました。みなさんの御来町をお待ちしています。